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妊娠35週の健診で、妻が「切迫早産気味ですね」と言われました。入院ではなく1週間の自宅安静に。その帰りに産院から渡されたのが、胎児の心音を聞くための機械でした。
保証金は2万円。説明書はA4が1枚だけです。その夜、さっそく試してみたのですが、心臓がどこにあるのか分からず、10分近く探し回りました。「もしかして何かあったんじゃないか」と、いやな想像が頭をよぎったのを覚えています。

どこに当てたら聞こえるの…?聞こえないだけで不安になる…
この記事では、産院から胎児心音計を貸し出された私が、当てる場所のコツ・数字の見方・異常のときの連絡基準・返却の注意までを、実際の記録とあわせてまとめます。
- 胎児心音計をどこに当てれば見つかるか、探すときのコツ
- 出た数字が正常かどうかの目安と、わが家の実測値
- 「おかしい」と思ったときに産院へ連絡する基準
- 保証金の返金でつまずかないための準備
産院から胎児心音計を借りるということ


市販の胎児心音計を自分で買う人もいますが、我が家の場合は産院から貸し出されました。
妊娠後期になると全員に貸し出しており、「毎日お家で赤ちゃんの心拍数を確認してくださいね」と言われました。



自宅で心拍をチェックするんだね!
- 保証金は2万円。破損などがなければ、出産後に返金されます
- 電源は単三電池2本。切れたら自分で交換します
- 専用のゼリーが一緒に渡されます
金額や貸与の条件は産院によって違うはずなので、そこは参考程度に見てください。
初日、心臓がどこにあるか分からなかった
説明書に書かれていた場所は、「おへそと骨盤の間くらい」という一文だけでした。
これが、やってみると本当に分かりません。当ててもザーッという音がするばかりで、心音らしきものが出てこない。少し動かすとお腹の中で何かが動く音がして、また消える。その繰り返しでした。



聞こえない…眠ってるだけだよね…?
結局その日は10分近くかかりました。あとから分かったのですが、探すのに時間がかかるのは、まったく珍しいことではありません。慣れると1分もかからず見つかるようになります。
見つけやすくなった4つのコツ
- ゼリーは思っているより多めに。少ないと音を拾いません
- 肌から離さず、ゆっくり滑らせる。ぽんぽん当て直すと見つかりません
- 妊娠後期は低めから探す。赤ちゃんが下がってくるので、おへそより下が中心になります
- 少し角度をつける。真下に押し当てるより、斜めに向けたほうが当たることがありました
赤ちゃんの向きによっては、昨日と同じ場所で聞こえないこともあります。場所が変わるのは、赤ちゃんが動いている証拠でもあります。



3日目からは一発で場所がわかるようになったよ!
初日の胎動は147。胎児の心拍はこんなに速いのか


ようやく見つかったとき、表示された数字は147でした。
正直、驚きました。大人の心拍は1分間に60〜80くらいです。その倍近い速さで、小さな心臓が動いている。音も「トットットッ」と、電車が線路を刻むような速さでした。



速すぎて逆に心配になったけど、これが普通なんです!
なぜ赤ちゃんの心拍は速いのか
体が小さいぶん、心臓も小さくできています。一回で送り出せる血液の量が少ないので、その分を回数で補っているというのが理由です。
成長するにつれて心臓が大きくなり、回数はだんだん減っていきます。生まれてすぐは120〜140くらい、大人になると60〜80。速いのは元気な証拠でした。
その後も毎日測り続けたところ、平均は140前後で安定していました。日によって多少上下しますが、いつも同じくらいの数字が出るようになると、それ自体が安心の材料になります。
「おかしい」と思ったときの基準
ここがいちばん大事なところです。産院からは、次のように言われました。
- 170以上が5分以上続くとき:ママの体温を測ってから、医院に連絡する
- 120以下が1分続くとき:ママの脈拍を測りながら心拍を測り、ママの脈拍と一致していないかを確認したうえで、速やかに医院に連絡する
なぜママの脈拍と照らし合わせるのか
この機械は、赤ちゃんの心音だけを都合よく拾ってくれるわけではありません。当てる位置によっては、ママ自身の血管の音を拾ってしまうことがあります。
そのため「120以下」という低い数字が出たときは、まずママの脈拍を測ります。数字がぴたりと一致するなら、それはママの心音を拾っている可能性がある——という見分け方です。この場合は、当てる位置を変えてもう一度探します。



知らなかったら、ただ慌ててたと思う…
この基準を知っているかどうかで、夜中に数字が乱れたときの落ち着き方がまったく変わります。
毎日測って分かったこと


産院からの指示は「少なくとも1日1回、1分以上。時間帯は問わない」でした。姿勢は、座るか、仰向けで上半身を少し起こした形でした。夫婦で一緒に聞くときは、妻が寝たままでも大丈夫と言われました。



うちは毎日仰向けになってもらって測ったよ!
わが家では、寝る前に私が測る係になりました。妻は横になっているだけです。安静を指示されている側は、探す作業がけっこうしんどいので、ここは夫の出番だと思います。
- 測る係になる:ゼリーを塗って探すところまでを引き受ける
- 記録係になる:日付と数字をスマホにメモしておく。健診で聞かれたときに答えられます
- 一緒に聞く:これがいちばん良かったです。音を共有できる時間は、思っていたより特別でした
安静の期間は、どうしても「何もできない時間」が長くなります。その中で毎日ひとつ、確かな数字が手に入るのは、想像していた以上に気持ちの支えになりました。



今日も元気に動いている実感が嬉しかった!


返すときの注意|保証金でつまずかないために
返却は、入院するときです。本体とゼリーを一緒に返します。
ここで気をつけたいのが保証金です。返金には、預けたときの領収書が必要でした。出産のときはバタバタしますし、2万円は小さくありません。
- 保証金の領収書は、もらった時点で入院バッグに入れてしまう
- 本体とゼリーも、入院バッグの近くにまとめておく
入院バッグの中身は別の記事にまとめています。心音計を借りている方は、そこに1項目足しておいてください。


FAQ|胎児心音計のよくある質問


Q. 市販の心音計を自分で買うのと、何が違いますか?
機械としてできること自体は大きくは変わりません。違うのは使う目的です。産院から貸し出される場合は「自宅で経過を見る」という目的があり、異常時の連絡基準もセットで示されます。



異常値が出たら産院に電話してと言われたよ!
Q. 毎日測るのがしんどくなってきました
指示は「1日1回、1分以上」でした。何度も測り直すと、かえって不安が増えることがあります。探すのを夫の担当にする、時間帯を決めて習慣にしてしまう、といった工夫で負担は減らせます。つらいと感じるなら、そのこと自体を健診で伝えてください。



宝探し感覚で、毎日やっていました!
Q. どうしても心音が見つからない日は?
まず落ち着いて、位置・ゼリーの量・角度を変えて探し直してみてください。赤ちゃんの向きによって聞こえにくい日はあります。それでも見つからないとき、あるいは胎動がいつもより明らかに少ないと感じるときは、様子を見ずに産院へ連絡してください。機械で判断せず、専門の人に見てもらうのがいちばんです。



同じ場所でも角度によって聞き取れなかったりしたよ!
Q. 数字が毎日少しずつ違うのですが、大丈夫でしょうか
わが家も130台の日もあれば150台の日もありました。赤ちゃんが動いているときは速くなり、眠っているときはゆっくりになります。示された正常範囲に収まっているかを見るようにして、範囲を外れたときの基準に沿って動くのが基本です。



初めて160台が出た時は驚きました!
まとめ|数字は、不安な時期の支えになる


- 当てる場所はおへそと骨盤の間から。後期は低めを中心に、ゼリー多め・ゆっくり滑らせる
- 初日は147。胎児の心拍は大人の倍近いのが普通。わが家は平均140前後で安定した
- 170以上が5分/120以下が1分が連絡の目安。120以下はママの脈拍と照らし合わせる
- 保証金の領収書は入院バッグへ。返却は本体とゼリーをセットで
心音計を渡されたということは、それだけ気にかけてもらっているということでもあります。最初は探すだけで一苦労ですが、慣れれば1分で終わります。



今日も元気だ、と分かって眠れる。それだけで十分でした!



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